【プロフィール】30歳を目前にして塾講師から組み込みエンジニアに転職した話

転職

はじめまして、ゼロくみと申します。

30歳の誕生日を目前に控えたタイミングで地方での塾講師の仕事を辞め、上京して組込みエンジニアに転職しました。

転職に至る経緯や、なぜ組み込みエンジニアなのかといったところを書いていこうと思います。このブログを書いているのがどんな人間なのか、興味がある方は読んでみてください。

プロフィールは以下の通り。

名前 ゼロくみ
職業 組込みエンジニア(新人)
性別
年齢 アラサー
学歴 国立大学院博士前期(修士)卒、理系
趣味 漫画、アニメ、ラノベ、MTGA、将棋、Vtuber(にじさんじ)など

現在都内で新人の組み込み系のエンジニア(プログラマー)として働いている私ですが、どういった経緯でエンジニアを目指すようになったか、少々長くなりますがお付き合いください。

【大学~大学院】物理学を学ぶ→就活で困る

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物理

数学や物理学が好きだったので、大学では理学部物理学科に進学。今にして思えば、この時もう少しまじめに就職や将来のことについて考えておけば良かった…

大学生活は一人暮らしの気楽さもあり、そこそこ楽しく過ごしていました。目標もなく、だらだらと過ごしているうちにあっという間に3年に。

当時は自分が企業で働くというイメージが湧かず、物理をもっとしっかり研究してみたいという思いもありました。少し迷いはありましたが、当時は研究職にも少し魅力を感じていたため大学院進学を決めます。進学したこと自体には後悔はないですが、このとき就活を全くしなかったので、入社はしなくても説明会や面接は一回経験しておけば良かったかなぁと思います。

大学院での勉強は大学時代とは比べ物にならなくらい大変でしたが、研究室の仲間たちとなんとか乗り切ることができました。大変なのと同時に楽しくもあったのですが、「研究職は自分には無理だなー」と感じ、就活することに。

メーカーを中心に10社くらい受けて3,4社から内定をもらいました。その中から研修が充実していそうで、給料等の条件も良かった地方のそこそこ大手のメーカーに就職を決めます。

【新卒で大手メーカーに就職】パワハラでメンタルがボロボロに→2年弱で退社

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就職したのはいいものの、最初に入った会社は今にして思うと失敗でした。物理学科出身で技術職として働くには圧倒的に知識が足りない!と思っていたので、新人研修が充実していそうな会社を選んだのですが、その内容が期待していたものとは全然違いました。

そもそも技術系と営業、人事などの文系卒の新卒で分けられていない研修がほとんどで、工場研修や営業研修みたいな実際の業務内容とは程遠い研修が続きました。技術系だけの研修もあったのですが、それも全体の1割くらい。内容も実務とは関係ない一般的なもので、「実際の業務は配属してからOJTで」みたいな感じでした。

実際に配属されてみると、指導についてくれた先輩社員は優しかったのですが、私が配属される前から体調を崩し、少し休みがちになっていました。そして間もなく会社に来なくなり、1か月くらい新しい指導担当が決まらず放置され、結局別の部署から来た40代くらいの先輩社員が私の新しい指導担当になりました。

この新しい指導担当が何が気に入らなかったのか、とにかく私にきつく当たりました。質問してもまともに教えない、挨拶しても返さない、2人でいるときは怒鳴る。今にして思うと前の休職した社員の穴埋めみたいな扱われ方に不満があったのかもしれませんが、それを私にぶつけている感じでした。

新卒で入った会社でいきなりこんなことになるとは…と思い、あまりにひどいのでチームリーダーに相談することに。しかしリーダーもこちらの言うことをまともに聞かず、「俺も若いころは先輩に結構きつく言われたよ」とか、そんなずれた話をした挙句、「今君を教えられそうなメンバーってその人しかいないから、指導担当は変えられない」との返答。

指導担当もリーダーも明らかにおかしかったので、今にして思えばもっと上のマネージャーとか部長とかにエスカレーションすれば良かったのですが、当時は事態が大きくなってしまうのが怖くて、それができませんでした。

結局まともに指導を受けられず、当然ろくに仕事を覚えることもできないままズルズルと仕事を続けていたのですが、だんだんと精神的にも弱ってきます。配属から1年ほどが経った段階で、朝会社に行く前に吐き気が続くようになり、会社でもトイレでえづくように。頭痛や睡眠の乱れも出てきて、病院に行くと心療内科の受診を勧められます。診断は抑うつ状態。うつ病の一歩手前まで行きました。

結局休職をはさんで2年弱で退社。今にして思うと、「もっと早く辞めとくべきだった」と心の底から思います。

【最初の転職】地元に戻り塾講師に!→1年続けても未来が見えず退職

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授業

1社目のメーカーを辞めた当時、精神的にも肉体的にも結構ダメージを負っていたので、まったく別の業界がいいなと思いました。転職サイトを見ていたら地元の割と有名な学習塾で理系の講師の募集がありました。

大学生の時に家庭教師をやっていて、子供に勉強を教えるのが割と好きだったので、思い切って応募してみました。結果、正規での採用ではなくまずは契約の講師として働くことに。

実際にやってみると、やっぱり教えるのは楽しい!小中学生の算数、数学をメインに担当していたのですが、「学校の授業よりわかりやすい」とか「先生に学校の授業もやってほしい」とか言ってもらえた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。

そんな塾講師の仕事をなぜ1年で辞めたのかというと、とにかく仕事の量が多く、残業、休日出勤、勤務時間外の授業の準備など、自分の時間がどんどん削られていき、ワークライフバランスの悪い働き方だったのが一つ。

もう一つの理由は、塾業界のつぶしの利かなさです。塾講師を何年か続けると、転職時に塾以外の選択肢がなくなるという噂を聞いたことがあり、実際に働いてみると確かに塾業界特有の慣習みたいなものも多く、何年も働いた後に他の業界へ移るのは容易ではないなと感じました。

以上の理由から、楽しいこともあった塾の仕事ですが、ちょうど契約が切れるタイミングでもあったので1年で見切りをつけてエンジニアに戻ることにしました。

【30歳目前で2度目の転職】上京し組み込みエンジニアに←イマココ!

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転職

エンジニアに戻ると決めて、最初にネットでぼちぼち情報収集をしてみました。「エンジニア 転職」みたいに検索すると、WEB系のエンジニアの方のブログがたくさん出てきて、「未経験からでもなれる!」とか、「フリーランスになって自由な働き方を実現できる!」みたいな魅力的な文句がいっぱい。

WEB系のHTML/CSSやJavaScriptなどの言語はまったく経験がなかったのですが、なんとなく「WEB系良さそう」と思い、最初はWEB系エンジニアの求人から探し始めました。この時一応独学でHTMLとCSSについて少しだけ勉強しました。

しかし、1社目のときにC言語とC++を少しだけ勉強していたので、職務経歴書を書いている段階でちょっと迷いが出てきます。「完全に未経験のWEB系より、ほんの少しでも経験があるC/C++を生かせる組み込み系の方が良いのでは?」と。

結局転職エージェントに登録した後も、最初はWEB系メインで探してもらっていたのを、途中から組み込み系に切り替えるような形で探してもらいました。これが功を奏したのか、転職活動は比較的スムーズに進みました。

いくつかの会社の書類審査が通り、面接を受け、最終的に一番早く採用の決まった今の会社に決めました。決め手は研修内容がかなりしっかりしており、カリキュラムも求人票に乗っていたので1社目の時のような「思ってた研修と違う…」となる心配がなかったこと。

また、エンジニアのスキルアップを支援する体制が整っているように感じたことが理由です。こちらの方はこれから実際に確認することになりますが、まずは自分のスキルを磨いて職に困らない市場価値の高いエンジニアになることが今の目標です。

【まとめ】このブログでやっていきたいこと

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プログラミング

この記事を書きながら改めて思いましたが、私の20代は本当に迷走していましたね…

こんな経歴のアラサー男でも、なんとか転職することができたので、組み込みエンジニアを目指す学生の方や、組み込みエンジニアに転職を考えている社会人の方に少しでも参考になれば幸いです。

このブログでは私がプログラミングなどで勉強したこと、実際に読んだ専門書などの書評、エンジニア向けの資格試験のことなどを書いていく予定です。あまり間があかないように更新していきたいと思いますが、筆不精なので早くて1,2週間に一回くらいになるのではないかと思います。

役に立ちそうな記事もそうでもない記事もできるだけたくさん書いていこうと思うので、興味があるものがあれば読んでいただけるとありがたいです!