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応用情報処理技術者試験を受けてきた!勉強時間、勉強法など

資格試験

皆さんはエンジニア系の資格試験は受けているでしょうか?そもそも必要ないという方もいらっしゃいますよね。私個人としては、会社から報奨金も出るし、まあ受けといて損はないかな、くらいに思っています。

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今からもう1か月以上前になりますが、4月18日にIPAの応用情報技術者試験を受けてきました。

自己採点の結果おそらく受かっていると思われるので、私がやっていた勉強法や勉強時間など、これから受ける方の参考になるかと思いますので記事にしておきます。

(※結果が判明したら追記しようと思います)

この記事を書いた人のスペック

資格試験
  • 組み込みエンジニアとしての経験:通算で3、4年ほど(途中で1年塾講師をやっており、ブランクあり)
  • 今の会社はエンジニア派遣の会社で2年程在籍
  • 2019年11月に基本情報処理技術者取得済み
  • 使用言語:C/C++、Python

詳しいプロフィールを知りたい方は以下の記事に書いてあります(※注:長いです)

転職
【プロフィール】30歳を目前にして塾講師から組み込みエンジニアに転職した話はじめまして、ゼロくみと申します。 30歳の誕生日を目前に控えたタイミングで地方での塾講師の仕事を辞め、上京して組込みエンジニアに...

応用情報の2020年10月(令和2年秋)に一度受験しており、その時は午前77.5点、午後59点(あと1点!)で落ちてしまいました(´;ω;`)

今回は自己採点で午前71.25点、午後79点なのでおそらく受かっているでしょう。マークシートがずれたりしていなければ、ですが…

去年秋の受験時も自己採点をしたのですが、午前はもちろんのこと午後の採点もぴったり59点でした(これに関しては1点でもズレていて欲しかった…)

なので今回も自己採点の精度はそれなりに信頼できるかと思います。自己採点のやり方や注意点などは後で説明します。

 

勉強時間・勉強量

勉強

こちらのサイトによれば、応用情報技術者の勉強時間はゼロから勉強する場合は500時間以上、基本情報技術者の知識があれば200時間以上の勉強が必要とされています。

しかし、個人的には基本情報技術者を取得済みの人なら200時間もかからないと思っています。もちろん、普段の業務で技術的な知識を扱うかどうかにもよりますが、多少の経験があるエンジニアの方なら100時間程度でも合格可能ではないかと思います。

私の場合は1年半前に基本情報技術者を取っていたので、午前問題に関しては基礎はできていました。

実際の勉強時間ですが、まず1回目の受験である2020年10月試験の時は大体60~70時間くらいでの受験だったと思います。内訳としては午前40~50時間、午後20時間前後。

先述のとおり、午前77.5点、午後59点で落ちてしまったのですが、午後問題の勉強時間をもっときっちり取れていれば受かっていたんじゃないかなぁ…と思っています。反省点としては、午前の参考書(キタミ式)をやるのに時間をかけ過ぎたことと、午後問題の演習に入るのが遅すぎたことになります。ここら辺の勉強の仕方の詳しい話や改善点は勉強方法の項目で詳しく説明します。

そして2回目の受験である2021年4月試験ですが、前回の受験で午前試験に関しては十分に合格点が取れることが分かっていたので、午後試験をメインにして勉強しました。時間としては午前15時間、午後25時間くらいで合計約40時間です。

正式な結果発表は6月25日を待たないといけませんが、自己採点で午前71.25点、午後79点なので午前午後ともに余裕をもって合格ラインの60点を超えています。

前回の勉強時間と合わせても100時間程度で合格することができました。場合によってはもっと縮めることができるかもしれませんが、ある程度余裕を持って合格するには100時間くらい勉強しといた方がいいかなと思います。週に10時間勉強できれば10週間≒2か月程度の勉強で資格が取得できます。もちろん、現場での経験が無かったり基本情報処理を受験していない場合などは更に勉強が必要になります。

 

勉強方法

勉強

応用情報技術者試験は大きく午前問題と午後問題に分かれます。午前問題は4択の選択問題、午後は穴埋めや記述問題になっています。

前提となる知識は、午前午後で大きな違いはありません。数学的な基礎理論から経営戦略まで幅広く出題されるので、広く浅く学んでいく必要があります。

参考書で基礎的な知識を学び、過去問集で午前、午後共に問題演習をするというのが基本的な流れになります。

私は参考書と過去問集はそれぞれ以下のものを使いました。

(※実際に購入したのはそれぞれ令和02年版)

基本的には自分に合ったものを使えばいいと思いますが、正直内容に差はあまりないと思います。

キタミ式のテキストは800ページ以上あり、全て読むのに30時間近くかかってしまいました。基本情報技術者など受験済みの方は、全て読もうとせずにわかっている部分は飛ばすか、先に過去問を解いてみて知識の不足している分野のみテキストで補強すれば良いと思います。

私はキタミ式を一通り読んでから問題演習にをやったので今思えば効率悪かったなと…

そして午前問題の過去問演習ですが、こちらのサイトに非常にお世話になりました!

応用情報技術者試験ドットコム

こちらの過去問道場というサービスがとても使いやすかったです。過去問からランダムに出題してくれるのですが、計算問題をオフにする機能があるので、紙とペンが使えない通勤中に非常に助かりました。

午前問題は上の過去問道場で十分なので、過去問集は主に午後対策をやっていました。紙面で4回分、PDFで16回分の試験がありますが、4回分もやれば十分だと思います(私は2,3年分しかやりませんでした)

午後は選択式になるのでどの分野の問題を解くかも重要な要素になります。問1の情報セキュリティは必須で、残りの11問から4問を選んで解くことになります。半分以上は解かなくていいことになりますが、自分がどの分野の問題が解きやすいかを判断するために、1年分は11問すべて解いてみることをお勧めします。

午後問題は150分で5問を解くので1問当たり30分をかけられる計算ですが、過去問を解いて勉強するときは、時間内に解けない問題も解いたり答え合わせの時間もあるので1問1時間~1時間半くらいはかかります。これを11問やろうとすると1年分だけで15時間くらいかかるので、2回目以降は問題数を減らすにしてもある程度時間は確保しておかなければなりません。

以上が私の勉強法や反省点になります。もし次に私が試験を受けるとしたら、最初に本番と同じ持ち時間で午前午後の問題を1年分解いてみて、足りないところを補強するように勉強するのが一番効率がいい気がします。特にエンジニアの方は改めて勉強しなくても解ける問題も多いと思うので。

私は次はエンベデッドシステムスペシャリストを受けようと思っていますが、最初に1年分の過去問を解くところから始めたいと思っています。

 

Tips:自己採点のやり方、注意点

時間短縮

最後にちょっとした情報ですが、自己採点のやり方と注意点を少しだけ。

応用情報技術者試験は申し込んでおけば成績照会をすることが可能なので、自己採点をしなくても自分の点数を知ることはできます。

しかし、成績照会ができるのは合格発表の当日から、今回で言えば6月25日以降なので、試験を受けてから2か月以上先になります。合格しているかどうかで次の試験勉強をするのか等変わってくると思いますので、自己採点はしておいた方がいいと思います。

幸い、問題冊子は書き込み・持ち帰り可能ですので、回答を問題冊子に書いておくだけでOKです。解答速報は午前問題は試験当日に、午後問題は数日後くらいには上がります。サイトは掲載が一番早い所を見ればよいでしょう。私はこちらのサイトを使って自己採点しました。

午前問題は正答率×100で点数が出せますので、こちらは迷うことはないかと思います。

問題は午後問題で、大問1問当たり20点ということが分かっているだけで、小問1つ当たりの配点が分かりません。ですが、大抵2,3点なので、選択肢や穴埋めを2点、記述問題を3点とかにしておけば大きくずれることはないと思います。

まとめ

応用情報を受けてみて、他の方の参考になるかなと思ったことをまとめてみました。改めてまとめなおすと次の通りです。

  • 勉強時間は2か月、100時間程度でも合格可能(基本情報技術者の知識がある場合)
  • 勉強方法は参考書+過去問演習。最初に1年分解いてしまうと効率がいい
  • 結果が早く分るので、自己採点をするのがおすすめ

この記事が応用情報技術者を受けるどなたかの役に立てば幸いです。この秋にエンベデッドシステムスペシャリストも受験する予定なので、そちらも記事にしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!